TOKYOコミキョン(トムㇶ)への道4 最終章
東京コミコンのトム・ヒドルストンさんとの撮影会チケットを買ったがために徐々に様子がおかしくなっていくやつの当日撮影の話だよ。
12/2(日)東京コミコン
朝5時、撮影会を控えたオタクの朝は早い。
「会場が幕張メッセなので、移動に時間がかかるんです。それに、会場でも待機列から入場までどれくらいかかるかわからないじゃないですか?」
そう言って、彼女は笑いながら化粧を始めた(情熱大陸風)
まぁそれは置いといて、眠い目をこすりながら顔を洗って化粧をする。買ったはずのコンシーラーがみつからない。探しているうちに時間はなくなる。昨日は絶対にあったのに、どうして今朝に限ってみつからないのか。大混乱のオタクは慌てながら、コンシーラーなしで化粧をすることに決めた。顔に大きなシミがあるのだが、どうせカメラのフラッシュで飛ぶだろう。気にするな。
余裕をもって起きたはずなのに、時間はどんどんなくなっていくのは毎回不思議だ。つけまつげが上手くつかない。事前に練習もしたのだが付け焼刃だったようである。電車に乗る時間がどんどん迫る。マジ焦るマン。ごめんよ美容師さん。教えてくれた髪型できそうにない。でも、ちょっとだけ、ちょっとだけ髪を巻きます。せっかくだから。てか時間マジでない。
とりあえず顔を作って家を出て駅へ。現地に着きまして、友達とも合流しまして、開始後しばらくして入場。よかったよかった。
入場後はオープニングイベント(ゲスト登壇)を観に。
その時オタクに電流が走るーーーー。
ジェレミー・
レナーが
登壇したのだ…
ステージがギリ観られるくらいのイチから、豆粒くらいで見えただけだったが、見えた。ジェレミーは実在したーーー。
生のジェレミーはヤバのヤバで、ゆっくり歩いているだけでめちゃくちゃ渋くてかっこいい。声もカッコいい。瞳も美しい…!(生では見れませんでしたがステージ横の大型ビジョンでお顔を見れました)
「「そうだ、ジェレミーと写真、撮ろう」」
生ジェレミーに一瞬で恋に落ちた私と友人は、ステージ終了したその足で当日券売り場に直行。運よくチケットを手に入れたのだった。トムヒ撮影の集合時間15分前である。
トムヒ撮影は私1人なので友人と別れて待機列へ向かう。わかってはいたがめっちゃくちゃ人が多い。この人数と写真撮るとかマジでトムヒさん大変やん…。無理しないでほしいと思いつつ、自分だってその大変なやつの一員だしで複雑な気持ちになりつつ鏡を見る。1分おきに見る。もう今更顔を弄ってもなんも変わりゃしねぇが、でも撮影のギリギリまで、その時点で最高の自分でいたいもの。鏡を見て2回に1回ほど口紅を直す。唇が赤けりゃ化粧した感が出るだろうと思って、とにかく赤い口紅をつけたので、ちょっとでも崩れると唇が汚く見えるのだ。口の皮むけると目立つし。あと歯に赤いのついてる可能性あるし。
鏡を閉じて周りを見ると、この日のために最高のおしゃれをしてきたであろう人々が見える。みんなめっちゃ綺麗でかわいくて、もう私のメンタルはヤバのヤバである。こんなきれいなひとたちの中で並ぶのか。そして同じように写真を撮ってもらうのか。トムヒパイセンはファンを見た目でどうこう判断する人ではないと思うが、私のメンタルが耐えられぬ。こわいこわい。
ということで鏡に戻る。大丈夫。一瞬だから。怖いのは一瞬だから…!!
自分から希望して購入した撮影チケットなのに、撮影が怖くてしかたない。早く終わればいいとばかり思ってしまう。
突然の告白ですけどね、正直言うと、私、推しに認知はされたくないタイプのオタクなんですよ。可能であれば自分は透明人間で、推しの近くまで行って、写真(推しだけが映っている)がもらえればそれが一番いい。けどそんなん無理なんでね、自分が推しの目に映るのはいやだけど、推しの近くに行く方を取って今回参加したわけですよ。
どういうメンタルなんだろうって感じでしょう?本当に面倒くさいですよね!!
と言うことで鏡をみつつ、もし会話が可能であれば伝えること(英語)を何度も反復し、待機列に並んだわけです。
そして
伝説へ
まーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なーーーーーーーーーーんも
覚えてねぇ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!
(知ってた)
私の1人前の人のところでトムヒさんが休憩を入れ、スマホから音楽をかけ始めたので、その時間分、人より長く見られたはずなんだけど、なぁんも覚えてねぇ(笑)
「あ、居る」
それしか覚えてないよね。
予想通り、トムヒさんは撮影人数が多いからか、一言声をかける時間もなく、隣に立って、撮って、はける、の10秒くらい?だったので、一瞬だった。
「たぶん緊張で焦点が合わないだろうけど、お顔をみるぞ」
などと決心していたが、まぁ見られなかった。身長差がありすぎて、かなり見上げなければお顔をみれない&目が合わないって感じだったので…不自然に見上げることはできなかったわけです。
指定された場所(隣)に立って、写真を撮って、それだけで精一杯で。すぐに関係者の人に剥がされるので(これは別に不快ではなかったですが)流れに乗ってそのままはけてしまった。せめて後ろを振り返ればよかったのにーーー!!!
ということでチキンすぎてトムヒさんを観ることすらできなかったわけですが、はける際、後ろの方から「Thank you」と聞こえた気がしました。トムヒさんが言ってくれたのか、スタッフさんが言ってくれたのか混乱した私にはわからないですが、トムヒさんが言ってくださったんだと思いたい。
慌てて「Thank you( for coming JAPAN)!」と言って出てきたけど伝わったかどうか。
写真撮影後は茫然自失状態でヤバかったです。「居た」もうそれしか言えない。
写真を見たところ、私の頭がトムヒさんの胸のあたりに触れているぽい&肩を抱いてもらっていたっぽいのですが、まぁ何もおぼえちゃいねぇ。でも写真には写っている。私はこの世界で数秒トムヒさんと同じ場所に立って同じ空気を吸っていたのだ。その証拠がこれだ。私の顔は目が緊張しているし、すごく照れているし、見返したくないけど、撮ってよかったです。本当に。
と、いうことで3週間ほど脳内を占めていた心配事(楽しみごと)が終わりスッキリ。そのあとは会場内で美味しいご飯(コミコンは食べ物のクオリティが高くて好きです)を食べて楽しみまくったのだ。
なんとアーティストアレイで私が尊敬しているクリエイターさんのプリント(サイン入り)を購入することができ、さらにお写真まで撮ってもらえて、もう最高。
そして、コミコンの話は、もうちょっとだけ続くんじゃよ。
(ジェレミーとの撮影の話へ)
----おまけ:当日のツイート-----
>トムヒいた
>ルークさんもいた
>何も、本当に覚えていないんだけど、私のちょい前の人の時にトムヒさんが携帯をいじって音楽をかけはじめまして、その時間の間、ちょっとだけ3メートル手前のヒ先輩を観れたのですが「いるなぁ」「大きいなぁ」と思って他は全部忘れた。でも居た。
>あと、写真撮ったあと誰かが「サンキュー!」って言ってくれた。ヒ先輩か、はがしおじさん(写真撮ったら即、0.1秒くらいではがしにくるおじさん)のどっちか記憶が定かではないけど、ヒ先輩だったら嬉しいな。はがしおじさんは剥がすけど「ありがーとー!」って気さくに剥がすから楽しく剥がされました
>私は剥がされながら「さんきゅーふぉーカミングトゥジャパン」と言えましたので、それは言えてよかったです。
なおヒ先輩の目は見てないし隣に居たことも覚えてないしましてや匂いや触覚などは覚えていない。覚えられてる人、心が強い。
----おまけ終わり-----